生と死、精と子#10
互いに顔を見合わせ、俺達は弱々しく笑みを浮かべた。
「そう言えば、俺に用があったんじゃないのか?」
不幸な事故が起こったせいで忘れ掛けていたところを切り出す。
桃子ちゃんは、そうそうと頷きながらこう言った。
「お前、バイトしないか?」
「バイト?」
「ああ。昨日のあいつ、覚えているか?」
「あいつって……由宇さんか?」
俺が問うと、桃子ちゃんは眉をしかめた。
「あいつにさん付けなんて要らないぞ。……まあ、とにかくあいつがな、助手が欲しいんだと」
「助手って、昨日もチラッと聞いたが……一体何のだよ」
「探偵だ」
「た、探偵?」
「ああ。と言っても、漫画やアニメの世界じゃないからな。地味な仕事らしいが……」
「おいおい、ちょっと待てよ。探偵の助手って言ったら可愛い女の子の特権だろう? 確かに俺は可愛さも兼ね備えたナイスガイだが……」
「だから言ってるだろう。漫画やアニメの世界じゃないって。それと、お前に可愛さは無いと思うぞ」
俺は少し考え込んだ。
探偵の助手、と言うのはさておきとして、バイトをするのは悪くない。いつまで実家から離れていれば良いのかは分からないが、今のままでは何かと不便だ。女の子とデートをするのにも先立つ物が必要だろう。
何よりバイトをしていれば交友関係も広がるはずだ。可愛い女の子とのムフフなハプニングだって発生するかも知れない。
総じてメリットの方が大きい様な気がするが、どうだろうか。
ともかく、由宇さん本人からも話を聞かないと何とも言えないか。
「……どうだ、とりあえず話だけでも聞きに行くか? 私もアイツが何をやっているのか、それほど詳しくは知らないからな。ここで話していても仕方ないだろう」
桃子ちゃんの提案に乗ることにしよう。
*
学校を出て、駅前の繁華街へと向かった。
桃子ちゃんの先導に従って、やや寂れた通りに面する雑居ビルへと足を踏み入れた。埃っぽい階段から見るに、そう繁盛している訳ではなさそうだ。
いくつかの会社事務所と思しき扉に混じって、彼女の『藤林探偵事務所』はあった。桃子ちゃんがガンガンと扉を叩く。インタホーンは無いのか。
ややして扉が開き、由宇さんが顔を出す。
昨夜と同じく男装をしている彼女は、俺と桃子ちゃんを見ると微笑を浮かべた。
「良く来たな。さあ、二人とも中に入ってくれ」
「……いや、私は遠慮しておく。そんなに暇でも無いんでね」
と、桃子ちゃん。
由宇さんは残念そうな顔をしつつも「そうか」と頷いた。
この二人、微妙な距離感だな。などと考えながらも俺が口を挟むことでも無いので、黙って桃子ちゃんを見送った。
それから由宇さんに促されて事務所に入る。室内には古そうではあるが、同時に高級そうでもある調度品が並んでいた。
俺が物珍しげにきょろきょろとしていると、由宇さんは窓辺まで歩いていった。振り返り、こう言った。
「ようこそ、私の探偵事務所へ」
彼女の顔には得意げな笑みが浮かんでいる。格好付けているらしい。
凡人がやれば苦笑いしてしまいそうな所作だが、由宇さんの場合は中々様になっている。整った容姿に因るところが大きいのだろう。独特の男装も悪くない。
俺は調子を合わせるように言った。
「へへっ、よろしくお願いしますよ、探偵さん」
「うむ。……と言いたいところだがね、君を雇うには条件があるんだ」
「お、試験か何かあるのか? ドンと来い。おっぱいの上手な揉み方なら毎晩シミュレーションしてるぜ!」
「……試験では無い。いや、よしんば試験だとして、おっぱいの揉み方が問われる試験なんて絶対に無いだろ」
「揉むほど無いだろ」
それは反射的に口から出た言葉だった。やべっ、と思う間もなく、睨み付けられ、俺は素直に謝った。尻は最高ですよ、と付け足しておいた。
由宇さんは溜息を吐いてから言う。
「君はちょっと本能的過ぎるんじゃないか。……まあ良い。人格矯正は親や教師に任せるとして、条件に関するところへ話を戻そう。簡単なことだ。出来高報酬になるが、それに納得出来るかが聞きたかったんだ」
「出来高か……」
「ああ。以前にも助手を雇っていたことはあるのだがね、どうも私は苦手なんだよ、あれこれと指示するのが。そうかと言って全く放っておいても使いものにならなくてな。経営に関するところは……私には責任も決定権もないのだがね」
「ん?」
「オーナーが別に居るんだ。と言っても、殆どの事は私が自由にやっている」
「そうなのか? その割には由宇さんの苗字が事務所の名前に入っているじゃないか。藤林って。あ、そうか、そのオーナーが親戚か何かなのか?」
俺がそう訊ねると、由宇さんは少し考えてから頷いた。
どこかぎこちない反応だが、深くは追求しないでおこう。愛人めいた関係の出資者が居るなんて言われたら落ち込みそうだからな。
代わりに俺は言った。
「出来高の件ならオーケーだぜ。むしろそっちの方が効率良く稼げるだろ?」
「……仕事の内容も聞いていない状況で良くそこまで自信が持てるな、君」
「ふっ……。俺は自信と容姿だけが取り柄……いや、他にも色々と良いところはあるけどな」
「つまり自信だけが取り柄って事か」
どうしてそうなるのか。
まあ良い。これも深くは追求しないでおくぜ。
「とにかく、出来高制に納得してくれるならそれで良い」
「ああ。って事は、雇ってくれるのか?」
「無論だ。人手が欲しかったからな。ところで、これから時間は大丈夫か?」
「ああ」
帰ったところで何も無い部屋が待っているだけだからな。
ナンパに繰り出すにしても、このジャージじゃあな。成果は高が知れているだろう。俺が精神的に強くなるぐらいに違いない。
「実はな、ちょうど今入っている仕事があるんだよ。何事も習うより慣れろと言うだろう?」
そうかも知れないが、と俺は自分の装いを改めて見やる。
手首、足首は大きく露出している。加えて腹チラだ。
一体何をするのかは分からないが、何をするにも目立ち過ぎるのではないだろうか。セクシー過ぎるだろう。
「服装はそのままでも問題ないぞ。いや、問題はあるのかも知れないが……仕事に支障は出ないはずだ」
「……そうなのか?」
「ああ。何せ迷子のペット探しだからな」
「なるほどな……」
「動物は好きか?」
「頭だけの亀となら毎晩遊んでるぜ?」
「……何なんだ、それは。呪いの類か?」
遠回しに『亀頭弄り』の事を口にしたのだが通じなかったらしい。
確かに亀の生首と毎晩遊んでいる姿を想像すると、黒魔術的だ。
「亀の頭ってのは、おちんぽの例えだったんだがな、つまりオナニーだ」
それを聞いて由宇さんはしかめっ面を浮かべた。
叱られるのではないかと俺は身構えるが、彼女は溜息を漏らしてこう言った。
「まあ仕方ないか。君は若い」
由宇さんも充分に若いと思うが……などと考えていると、彼女がネクタイを緩め始めた。ほんの僅かにだが、首元に肌色が広がった。
たったそれだけで俺は鼻息を荒くさせてしまう。由宇さんが言う通りに俺は若いのかも知れない。
「少しすっきりさせてやろうか? そうムラムラしていては仕事に集中出来ないだろう」
と、彼女が言いながらこちらに向かって来る。
俺は少しの間、言葉の意味が理解出来ずにきょとんとしていた。
ムラムラをすっきりさせるって言ったら、アレしかないよな?
身体が一瞬の内に熱を帯びる。
由宇さんの浮かべる笑みが、妙に艶やかに思えて仕方ない。
俺は後ずさりながら声を上げる。
「ち、ち、痴女!」
「失礼な。締め技の一つや二つでも掛けてやれば、妙な気も削ぎ落ちるだろう?」
「なんだよ……そんな事かよ……」
「ふっ。君は意外に純情なのか?」
俺は言葉に詰まった。確かに由宇さんぐらいに綺麗な痴女に襲われるのなら願ったり叶ったりのはずだが……。ひょっとして俺はへたれって奴なのか?
いや、違う違う。お、襲われるよりも襲いたいだけだ。そうだ、そうに違いないのだ。俺がそんな事を考えている内に由宇さんはネクタイ締め直していた。
「まあ良い。ほら、これが写真な」
そう言って手渡された写真は、一匹の犬が写ったものだった。
犬種を言い当てられる程の知識は無い。白い毛の賢そうな犬だ。
ふむう、とその写真を見つめながら俺は想像を膨らませる。この犬に似合う飼い主の美少女を思い描く。何故美少女かと言えば、その方が楽しいからだ。
小型犬であれば今時の若い女が個人で飼っている様なイメージが浮かぶが、中型のこの犬の場合は家族に飼われていそうだ。品の良いそこそこの上流家庭の一人娘。大人しそうなお嬢様然とした美少女!
俺は妄想の世界に突入しつつあったが、由宇さんの声で現実へと引き戻された。
「名前はペロリィヌだ。……ああ、それからこれは、その子が好きな食べ物らしい。役に立つかは分からないが、持っておけ」
缶詰を受け取る。由宇さんが言う通り、役に立つとは思えんが……。動物、殊更に犬となれば与えたものは大体食べてしまうのが俺の持つイメージだ。
「行くぞ」
そう言って事務所を出る由宇さんの後に続く。
さて、どうなる事やら……と言っても、なる様にしかならないだろうな。出たとこ勝負だぜ。
11話目へつづく!
「そう言えば、俺に用があったんじゃないのか?」
不幸な事故が起こったせいで忘れ掛けていたところを切り出す。
桃子ちゃんは、そうそうと頷きながらこう言った。
「お前、バイトしないか?」
「バイト?」
「ああ。昨日のあいつ、覚えているか?」
「あいつって……由宇さんか?」
俺が問うと、桃子ちゃんは眉をしかめた。
「あいつにさん付けなんて要らないぞ。……まあ、とにかくあいつがな、助手が欲しいんだと」
「助手って、昨日もチラッと聞いたが……一体何のだよ」
「探偵だ」
「た、探偵?」
「ああ。と言っても、漫画やアニメの世界じゃないからな。地味な仕事らしいが……」
「おいおい、ちょっと待てよ。探偵の助手って言ったら可愛い女の子の特権だろう? 確かに俺は可愛さも兼ね備えたナイスガイだが……」
「だから言ってるだろう。漫画やアニメの世界じゃないって。それと、お前に可愛さは無いと思うぞ」
俺は少し考え込んだ。
探偵の助手、と言うのはさておきとして、バイトをするのは悪くない。いつまで実家から離れていれば良いのかは分からないが、今のままでは何かと不便だ。女の子とデートをするのにも先立つ物が必要だろう。
何よりバイトをしていれば交友関係も広がるはずだ。可愛い女の子とのムフフなハプニングだって発生するかも知れない。
総じてメリットの方が大きい様な気がするが、どうだろうか。
ともかく、由宇さん本人からも話を聞かないと何とも言えないか。
「……どうだ、とりあえず話だけでも聞きに行くか? 私もアイツが何をやっているのか、それほど詳しくは知らないからな。ここで話していても仕方ないだろう」
桃子ちゃんの提案に乗ることにしよう。
*
学校を出て、駅前の繁華街へと向かった。
桃子ちゃんの先導に従って、やや寂れた通りに面する雑居ビルへと足を踏み入れた。埃っぽい階段から見るに、そう繁盛している訳ではなさそうだ。
いくつかの会社事務所と思しき扉に混じって、彼女の『藤林探偵事務所』はあった。桃子ちゃんがガンガンと扉を叩く。インタホーンは無いのか。
ややして扉が開き、由宇さんが顔を出す。
昨夜と同じく男装をしている彼女は、俺と桃子ちゃんを見ると微笑を浮かべた。
「良く来たな。さあ、二人とも中に入ってくれ」
「……いや、私は遠慮しておく。そんなに暇でも無いんでね」
と、桃子ちゃん。
由宇さんは残念そうな顔をしつつも「そうか」と頷いた。
この二人、微妙な距離感だな。などと考えながらも俺が口を挟むことでも無いので、黙って桃子ちゃんを見送った。
それから由宇さんに促されて事務所に入る。室内には古そうではあるが、同時に高級そうでもある調度品が並んでいた。
俺が物珍しげにきょろきょろとしていると、由宇さんは窓辺まで歩いていった。振り返り、こう言った。
「ようこそ、私の探偵事務所へ」
彼女の顔には得意げな笑みが浮かんでいる。格好付けているらしい。
凡人がやれば苦笑いしてしまいそうな所作だが、由宇さんの場合は中々様になっている。整った容姿に因るところが大きいのだろう。独特の男装も悪くない。
俺は調子を合わせるように言った。
「へへっ、よろしくお願いしますよ、探偵さん」
「うむ。……と言いたいところだがね、君を雇うには条件があるんだ」
「お、試験か何かあるのか? ドンと来い。おっぱいの上手な揉み方なら毎晩シミュレーションしてるぜ!」
「……試験では無い。いや、よしんば試験だとして、おっぱいの揉み方が問われる試験なんて絶対に無いだろ」
「揉むほど無いだろ」
それは反射的に口から出た言葉だった。やべっ、と思う間もなく、睨み付けられ、俺は素直に謝った。尻は最高ですよ、と付け足しておいた。
由宇さんは溜息を吐いてから言う。
「君はちょっと本能的過ぎるんじゃないか。……まあ良い。人格矯正は親や教師に任せるとして、条件に関するところへ話を戻そう。簡単なことだ。出来高報酬になるが、それに納得出来るかが聞きたかったんだ」
「出来高か……」
「ああ。以前にも助手を雇っていたことはあるのだがね、どうも私は苦手なんだよ、あれこれと指示するのが。そうかと言って全く放っておいても使いものにならなくてな。経営に関するところは……私には責任も決定権もないのだがね」
「ん?」
「オーナーが別に居るんだ。と言っても、殆どの事は私が自由にやっている」
「そうなのか? その割には由宇さんの苗字が事務所の名前に入っているじゃないか。藤林って。あ、そうか、そのオーナーが親戚か何かなのか?」
俺がそう訊ねると、由宇さんは少し考えてから頷いた。
どこかぎこちない反応だが、深くは追求しないでおこう。愛人めいた関係の出資者が居るなんて言われたら落ち込みそうだからな。
代わりに俺は言った。
「出来高の件ならオーケーだぜ。むしろそっちの方が効率良く稼げるだろ?」
「……仕事の内容も聞いていない状況で良くそこまで自信が持てるな、君」
「ふっ……。俺は自信と容姿だけが取り柄……いや、他にも色々と良いところはあるけどな」
「つまり自信だけが取り柄って事か」
どうしてそうなるのか。
まあ良い。これも深くは追求しないでおくぜ。
「とにかく、出来高制に納得してくれるならそれで良い」
「ああ。って事は、雇ってくれるのか?」
「無論だ。人手が欲しかったからな。ところで、これから時間は大丈夫か?」
「ああ」
帰ったところで何も無い部屋が待っているだけだからな。
ナンパに繰り出すにしても、このジャージじゃあな。成果は高が知れているだろう。俺が精神的に強くなるぐらいに違いない。
「実はな、ちょうど今入っている仕事があるんだよ。何事も習うより慣れろと言うだろう?」
そうかも知れないが、と俺は自分の装いを改めて見やる。
手首、足首は大きく露出している。加えて腹チラだ。
一体何をするのかは分からないが、何をするにも目立ち過ぎるのではないだろうか。セクシー過ぎるだろう。
「服装はそのままでも問題ないぞ。いや、問題はあるのかも知れないが……仕事に支障は出ないはずだ」
「……そうなのか?」
「ああ。何せ迷子のペット探しだからな」
「なるほどな……」
「動物は好きか?」
「頭だけの亀となら毎晩遊んでるぜ?」
「……何なんだ、それは。呪いの類か?」
遠回しに『亀頭弄り』の事を口にしたのだが通じなかったらしい。
確かに亀の生首と毎晩遊んでいる姿を想像すると、黒魔術的だ。
「亀の頭ってのは、おちんぽの例えだったんだがな、つまりオナニーだ」
それを聞いて由宇さんはしかめっ面を浮かべた。
叱られるのではないかと俺は身構えるが、彼女は溜息を漏らしてこう言った。
「まあ仕方ないか。君は若い」
由宇さんも充分に若いと思うが……などと考えていると、彼女がネクタイを緩め始めた。ほんの僅かにだが、首元に肌色が広がった。
たったそれだけで俺は鼻息を荒くさせてしまう。由宇さんが言う通りに俺は若いのかも知れない。
「少しすっきりさせてやろうか? そうムラムラしていては仕事に集中出来ないだろう」
と、彼女が言いながらこちらに向かって来る。
俺は少しの間、言葉の意味が理解出来ずにきょとんとしていた。
ムラムラをすっきりさせるって言ったら、アレしかないよな?
身体が一瞬の内に熱を帯びる。
由宇さんの浮かべる笑みが、妙に艶やかに思えて仕方ない。
俺は後ずさりながら声を上げる。
「ち、ち、痴女!」
「失礼な。締め技の一つや二つでも掛けてやれば、妙な気も削ぎ落ちるだろう?」
「なんだよ……そんな事かよ……」
「ふっ。君は意外に純情なのか?」
俺は言葉に詰まった。確かに由宇さんぐらいに綺麗な痴女に襲われるのなら願ったり叶ったりのはずだが……。ひょっとして俺はへたれって奴なのか?
いや、違う違う。お、襲われるよりも襲いたいだけだ。そうだ、そうに違いないのだ。俺がそんな事を考えている内に由宇さんはネクタイ締め直していた。
「まあ良い。ほら、これが写真な」
そう言って手渡された写真は、一匹の犬が写ったものだった。
犬種を言い当てられる程の知識は無い。白い毛の賢そうな犬だ。
ふむう、とその写真を見つめながら俺は想像を膨らませる。この犬に似合う飼い主の美少女を思い描く。何故美少女かと言えば、その方が楽しいからだ。
小型犬であれば今時の若い女が個人で飼っている様なイメージが浮かぶが、中型のこの犬の場合は家族に飼われていそうだ。品の良いそこそこの上流家庭の一人娘。大人しそうなお嬢様然とした美少女!
俺は妄想の世界に突入しつつあったが、由宇さんの声で現実へと引き戻された。
「名前はペロリィヌだ。……ああ、それからこれは、その子が好きな食べ物らしい。役に立つかは分からないが、持っておけ」
缶詰を受け取る。由宇さんが言う通り、役に立つとは思えんが……。動物、殊更に犬となれば与えたものは大体食べてしまうのが俺の持つイメージだ。
「行くぞ」
そう言って事務所を出る由宇さんの後に続く。
さて、どうなる事やら……と言っても、なる様にしかならないだろうな。出たとこ勝負だぜ。
11話目へつづく!
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